2015年06月16日
農水省、動物用ワクチン安定供給へ 5カ年計画
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は、国が選定する動物用ワクチンの保管支援及び緊急時における安定供給推進のため、2015年度から5カ年計画で「動物用ワクチン等保管事業」を実施する。初年度の15年度予算で3200万円を計上した。

家畜の伝染性疾病が流行し、ワクチン等の需要が急増した場合に、ワクチンメーカーからの供給が円滑に行われなければ、被害が拡大する恐れがある。

農水省では、このような事態を未然に回避するため、ワクチン製造メーカーが平常時に販売が見込まれる数量以上の一定量のワクチンを保管し、緊急時に必要なワクチンを安定供給する体制を確立することにした。

具体的には、ワクチン等の保管に際して生じる金利、保管経費等を同省が支援するほか、保管に必要な冷蔵装置の整備費用を支援する。