2015年06月18日
今年度「ブループラネット賞」に英米2学者
【カテゴリー】:行政/団体
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旭硝子財団(理事長・石村和彦氏)は18日、2015年(第24回)ブループラネット賞(地球環境国際賞)受賞者に英国のパーサ・ダスグプタ・ケンブリッジ大学教授と、米国のジェフェリー・D・サックス・コロンビア大学教授の両氏が決定ったと発表した。

受賞者には、賞状、トロフィーおよび副賞賞金5000万円が贈られる。表彰式は、10月14日に東京都千代田区のパレスホテル東京、翌10月15日には受賞者による記念講演会が東京都渋谷区の国際連合大学で開催される。
今回の受賞者は、国内554人、海外694人のノミネーターから選考された。

受賞したダスグプタ教授は、世代間の公平性と持続可能な開発の2つの概念が同等であることを示し、福祉経済学および環境経済学を統合したことが評価された。また、環境資源基盤が劣化していく状況にある発展途上国の農村部の貧困を対象とした研究の草分け的存在として知られる。一方、サックス教授は、開発途上各国の経済再建に、経済危機を乗り越えて持続的な発展を実現する優れた実績を残してきたことが評価された。