2015年06月19日
横浜ゴム、中国子会社が自然保護活動開始
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:横浜ゴム

横浜ゴムは19日、中国のタイヤ生産販売子会社である杭州優科豪馬輪胎有限公司が、地元の「杭州師範大学生命と環境科学学院」と提携し、5月22日から同社が所在する杭州市下沙開発区の川沿いの湿地で生物多様性保護活動を開始したと発表した。今後、3年かけて水質モニタリングと生態調査を行い生物多様性の回復につなげる計画。

対象となるエリアは下沙開発区内、銭塘江の川岸にある5平方キロメートル以上の天然湿地で、多くの生物が集まり、鳥の重要な休憩地にもなっている。しかし、周辺に開発区の企業と住居が密集している影響で河川や湿地の水質が汚染され、生態環境が悪化している。

現地活動は、1年目に湿地の生物多様性の現状を把握し、2年目は生物多様性を回復させるための実験と検証を行う。3年目にはそれまでの成果をまとめ、生物多様性を回復させるための活動をスタートする計画である。

杭州優科豪馬輪胎有限公司は2002年1月に設立し、2003年5月に操業を開始した。乗用車用タイヤ、SUV用タイヤを生産販売しており、累計生産3,000万本を達成している。2015年5月現在の従業員数は1,420名。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1434697121.pdf