2015年06月25日 |
JBA勉強会「希少難病治療に見るips創薬」 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会 |
JBA未来へのバイオ技術勉強会は7月30日午後3時から、東京都中央区の同協会で「希少難病治療/ips創薬と内在物質補充療法」と題するセミナーを開催する。終了後交流会。 埼玉医科大学の大竹明教授(小児科学)が「難病・ミトコンドリア病の克服に向けて/内在物質補充療法の進展」、京都大学再生医科学研究所の戸口田淳也教授が「疾患特異的ips細胞を用いた難治性骨軟骨疾患の病態解明と創薬」をテーマに講演する。 ミトコンドリアは細胞内小器官の1つで、機能は代謝、呼吸鎖、感染防御など多岐にわたる。ミトコンドリア病にはこれまで根治的な治療法がなかったが大竹教授らは5-アミノレブリン酸(5-ALA)に呼吸鎖を活性化する機能があることを確認した。新規治療法として今後の研究に期待が高まっている。 戸田口教授らは、筋肉や靭帯などの組織に自然に骨(FOP)ができ、体を動かすことができなくなる遺伝性難病の治療に有効な方法を発見した 。FOP患者の皮膚で作製したips細胞を用いて骨組織を誘導することで原因遺伝子の変異を修復し骨になりにくくする。新規治療法の開発に結びつくと注目されている。 講演会参加費はJBA法人会員:無料。個人会員:5,000円。非会員:10,000円。 交流会費:無料。 問い合わせ先はJBA事務局(TEL:03-5541-2731) |