2015年06月26日
田辺三菱、筋委縮硬化症治療薬の効能追加取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:田辺三菱製薬

田辺三菱製薬は26日、筋委縮性側索硬化症(ALS)治療薬「ラジカット」(一般名:エダラボン)について「機能障害の進行抑制」の効能・効果及び用法・用量の承認を取得したと発表した。

「ラジカット」は、同社が創製したフリーラジカル消去剤で、脳梗塞急性期の治療薬として承認されている。
2001年からALSに関する臨床試験を開始し、第3相臨床試験で同剤の効果が期待できる患者層を見出した。
24週(約半年)の試験期間で、ALSによる機能障害進行を約2カ月分遅延させることが期待できることをつかんだ。副作用などは認められなかった。