2015年06月29日
5月の鉱工業指数 、生産▲2.2%、出荷▲1.9%
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省は29日、5月の鉱工業生産・出荷指数(2010年=100、季節調整済)速報値を発表した。
生産は前月比▲2.2%の97.1、出荷は▲1.9%の96.0、在庫は▲0.8%の112.9、在庫率は1.4%増の115.3だった。

製造工業生産予測調査によると、6月は前月比1.5%の上昇、7月は同0.5%の上昇だった。
基調判断は、「生産は一進一退で推移している」とし、前月までの「緩やかな持ち直しの動きがみられる」を下方修正した。

業種別で生産が上昇したのは、情報通信工業(2.0%増)、鉄鋼業(0.5%増)、繊維工業(0.7%)の全15業種中わずか3業種で、残りの輸送機械、化学、電子部品・デバイス、プラスチック製品など12業種は前月を下回った。

化学工業(除、医薬品)は生産が前月比▲6.1%の89.5、出荷▲4.1%の89.8、在庫▲0.6の104.9、在庫率は2.3%上昇の116.1だった。生産、出荷とも2カ月ぶりの低下となった。

プラスチック製品工業は生産が▲4.0%の96.3、出荷▲2.1%の92.6と、ともに2カ月ぶりの低下。在庫は▲0.5%の107.8、在庫率は3.2%上昇の115.4%だった。