2000年10月13日 |
Basell、870万トン体制でスタート |
生産拠点は19ヵ国・44工場に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:BASF、エクソンモービル |
BASFとシェルの折半出資によるポリオレフィンのガリバー企業「バセル(Basell)ポリオレフィンズ」が10月1日にアムステルダムに設立され、業務を開始した。 同新会社は、シェルの全額出資会社のモンテル、BASFとシェルの折半出資会社のエレナック(Elenac)、そしてBASFの100%子会社のタルゴア(Targor)の3社が手がけてきたポリオレフィンの事業の統合組織と言えるもの。設備能力はPP(ポリプロピレン)が年産570万トン、PE(ポリエチレン)が260万トン、特殊ポリマーが40万トンの合計870万トンとなっている。現時点では、エクソンモービルの760万トンを抜いて世界トップの地位を占めている。 生産拠点は19ヵ国・44工場を数える。内訳は、米国4工場、カナダ2工場、ブラジル3工場、アルゼンチンとメキシコ各1工場、英国3工場、フランス4工場、ドイツ6工場、イタリア4工場、スペイン1工場、オランダ3工場、日本2工場、韓国、インド、香港、台湾、マレーシア各1工場、タイ2工場、豪州3工場--となっている。 PPの生産拠点は29ヵ国、PEは10ヵ国、特殊ポリマーは21ヵ国。研究開発拠点は米、独、伊、日、韓の5ヵ国である。 |