2015年07月01日
東ソー、臭素・難燃剤などの誘導品、来月から値上げ 
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:東ソー


東ソーは1日、臭素および臭素誘導品である臭化水素酸、難燃剤の価格修正を実施すると発表した。
8月1日納入分から臭素系難燃剤のテトラブロモビスフェノールA「フレームカット 120G」(商品名)および同フェニルエーテル「フレームカット 110R」(同)を対象に、臭素・臭化水素酸は現行価格の20%、難燃剤は30%引き上げを行う。

東ソーは国内最大の臭素メーカー。需要はアジア地域で順調に伸長しているが、需給バランスの逼迫から海外市況は上昇基調にある。原料ナフサ価格の上昇やベンゼン価格、ユーティリティなど製造コストが上昇し事業収益が悪化しているため、製品価格への転嫁に踏み切る。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1435729184.pdf