2015年07月02日 |
カネカ、還元型CoQ10 筑波大、早大などと効果確認 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは1日、筑波大学及び早稲田大学との共同研究で、還元型コエンザイムQ10の摂取による中高年者における疲労感やゆううつ感の軽減などの精神的QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質と訳されている)の改善と、歩数といった自発的な活動度が増加することを確認したと発表した。 今回の試験は、健康な中高年齢者60人を対象としたプラセボ(偽薬)を用いたダブルブラインド試験を実施し、健康関連の生活の質、唾液中に存在する分泌型免疫グロブリンA(唾液SIqA分泌)、さらには歩数など自発的な活動度を評価した。 その結果、還元型コエンザイムQ10摂取により、中高年齢者のQOLが改善し、自発的な活動度(1日の歩数)が増加した。また、中高年齢の唾液SIqA分泌の高進の傾向も認められ、加齢による精神機能の低下や自発的な活動度を改善し、さらには、こうくう免疫機能を改善する可能性があることがわかった。 この研究成果は、日本補完代替医療学会誌に掲載された。 |