2015年07月08日
産総研シンポ「フェムトリアクター化学プロセス」
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO、産業技術総合研究所

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と産業技術総合研究所は、「フェムトリアクター化学プロセスシンポジウム」を7月24日13時30分から東京都江東区の産総研臨海副都心センターで開催する。

フェムト(femto)とは、一般に「極微小」の意味。単位としては1000兆分の1(10のマイナス15乗)を表す。
近年、極微小液滴によるスマート化学プロセスを実現するため、エレクトロスプレー法によって、液体を直径マイクロメーターサイズ(体積フェムトリットルレベル)の帯電した極微小液滴に微細化し、正ー負荷電液滴間の衝突・混合を電場で制御して反応場とするフェムトリアクター技術が注目されている。

NEDOでは昨年度から「エネルギー・環境新技術先導プログラム」で「フェムトリアクター化学プロセスの研究開発」を推進してきた。今回シンポジウムでは、同フェムトリアクター化学プロセス技術の最新成果を紹介する。

具体的には、「液中エレクトロスプレーによるフェムトリアクターの設計」、「フェムトリアクターによる金属ナノ粒子量産化技術開発」、「フェムトリアクターによる金属ナノ粒子触媒の合成」「フェムトリアクターによる有機合成反応制御」について講演が行われる。また、平岡賢三・山梨大特任教授の「エレクトロスプレーの基礎と応用」をテーマにした特別講演が行われる。
参加費は無料。

問い合わせ先は、産総研シンポジウム事務局(TEL:029-861-8271)。