2015年07月10日 |
アルミ系廃棄物の新エネ利用システム 検証へ |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10日、資源リサイクルシステムの研究会社であるアルハイテック(本社・富山県高岡市、綿貫勝介社長)が朝日印刷の協力で、アルミ系廃棄物から水素を発生させ発電に利用するシステムの有効性検証に着手すると発表した。朝日印刷はアルハイテックへの出資企業の1社。 リサイクルが困難なアルミ系廃棄物から資源・エネルギーを取り出す画期的なシステムで、実用化のメドが立ったことから、実動の工場での検証に入ることにした。装置は年内に完成させ来年から運用に入る。 同システムを活用してアルミ系廃棄物900トンを処理した場合、約170万Kwh(一般家庭4600世帯分の月間使用量)の省エネ効果が期待できる。 NSDOプロジェクトとして2014年12月からアルミ廃棄物の有効利用策として実験機で試験を行ってきた。 アルミ廃棄物の新グリーンエネルギー利用システムとなり、水素社会構築に向けた水素エネルギー利用の新たな可能性にもつながるとしている。 |