2000年10月12日 |
バイエルとデュポン、2003年をめどに欧州でPBT8万トン新設 |
バイエルはティコナとDSMの計画から撤退~2社でFS実施 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:DSM、デュポン、バイエル |
独バイエルとデュポンは現地時間の11日、欧州において合弁により年産8万トンのPBT(ポリブチレンテレフタレート)設備を建設する、と発表した。同時にバイエルは、6月に参加を表明していたティコナと蘭DSMとのPBTのFS(事業化調査)計画から撤退、同計画はティコナとDSMの2社でFSを進めていくことになった。 バイエルとデュポンの計画は、欧州において2003年をめどに年産8万トン設備を建設するもので、サイトは未定だが両社の既存拠点内に建設する予定。 これに対しティコナとDSMは今年5月、合弁によりワールドスケールのPBT設備建設に向けたFSを開始すると発表、6月に入って同計画にバイエルが参加を表明していた。今回、バイエルはデュポンとの合弁計画の発表と同時にティコナとDSMの計画から撤退することを明らかにした。 バイエルとデュポンは、PBT市場について、毎年7~9%程度の成長を見込んでいる。またティコナとDSMは年内にもFSを終了、2003年をめどに新設備を建設する方針。 |