2000年10月12日 |
ダウ・ケミカルと旭化成、中国PSプロジェクトの起工式を開催 |
2002年初頭の商業運転開始を予定 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:旭化成 |
ダウ・ケミカルと旭化成は12日、中国張家港市で同日、両社のPS(ポリスチレン)合弁会社のプロジェクトの起工式を執り行った、と発表した。 このPSプロジェクトは、ダウと旭化成の折半出資による合弁会社斯泰隆石化(張家港)有限公司(スタイロン石化ジャンジャガン)が事業を行い、2002年初頭にPS年産12万トン設備が商業運転開始予定。 起工式のスピーチでザ・ダウケミカル・カンパニーのクレイ ダン ポリスチレン事業・副社長は「ダウは中国で20年以上操業を続けてきており、中国はダウにとって慣れ親しんだ市場です。斯泰隆石化(張家港)プラントはこの著しい市場成長に対するダウのコミットメントをさらに示したものです」と述べた。 さらにダン氏は斯泰隆石化(張家港)プラントが世界でダウの20番目のPS工場であることに触れ、「このプラントは世界中のどこでも、すぐ近くからユーザーニーズに答える体制を整えるというダウの戦略の大切な一端を担う」と述べた。 煤孫浩士旭化成専務取締役はPS事業の成長性に触れ、「中国はPSの最大の市場になると信じている。」と述べた。また「家電機器の中国国内の普及は著しいものがあり、中国はIT機器でも最大の市場になると確信している」と述べた。 さらに「旭、ダウ両社はPS技術についての長い蓄積と強さを持っており、この2社は革新的な高品質の製品、技術サービス、その他サービスを通じてユーザーの競争力の増強、事業の成功に貢献ができる」と述べた。 ジョセフ ウォン斯泰隆石化(張家港)社長は「このプロジェクトは最先端のスタイロン ポリスチレン製造技術を取り入れた世界規模の設備となる。このプラントは中国の顧客に最大のバリューをもたらし、中国の家電産業、軽工業に重要な貢献ができると確信している」と述べた。 |