2000年10月11日
日商岩井、米国のネット電力取引企業APX社に出資
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:伊藤忠商事、住友商事

 日商岩井は11日、日商岩井米国と共同で、アメリカ国内でネット電力取引事業を手がけているAPX(Automated Power Exchange)に対し、総額250万米ドルを出資した、と発表した。10月8日にクローズされた第3次(シリーズC)第三者割当増資により行った。
 現在電力業界は、アメリカをはじめ世界において、規制緩和や再編、IT化が進んでいるが、こうした中でAPX社は高度な技術力とノウハウを有している。このため日商岩井は、APX社の将来性を評価し、出資を決定した。またAPX社の海外展開においては、同社の経験とノウハウが貢献できると考えている。
 今回の日商岩井の出資について、APX社のエドワード・カザレット会長は、「日商岩井のビジネスに対する洞察力は、APX社が成長する世界のマーケットに付加価値のあるサービスを提供していく上で、大変価値のあるものになるだろう」と語った。
 なお、日商岩井が参加した第3次第三者割当投資は、総額3,610万米ドルで、今回の主要投資家13社の中には、日本から東京電力、伊藤忠商事、住友商事が直接あるいは関連会社を通じて出資している。