2015年07月30日
昭和電工・第2四半期 大幅増益
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工が30日発表した2015年第2四半期(1月~6月)連結決算は営業利益が53%増の161億円、経常利益は2倍以上増加の155億円となった。最終利益は34億円の赤字から13億円の黒字へと47億円の改善を果たした。石油化学セグメントで前期の工場定修の影響がなく、アジア地域の製品市況改善も増益につながった。化学品セグメントでは半導体高純度ガスの出荷が好調だった。

市川秀夫社長は「石化部門は安定した収益をあげている。今期は定修スキップで30億円のプラス効果を見込んでいる。エレクトロニクスは、ハードディスクとレアアースの不振で足を引っ張られた」と説明。成長4事業分野については「半導体高純度ガスの収益力が向上してきおり、アルミ缶はフル稼働状態にある。リチウムイオン電池は本格的な拡大期に入ってきた」と全般的に好調に推移していることを強調した。

【昭和電工・第2四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )前年同期比%
◇売上高     396,980(△4.0)
◇営業利益      16,109(52.9)
◇経常利益     15,500(115.2)
◇当期純利益     1,280(ー)
◇1株当たり純利益  0.90円(△2.30円)

<2015年12月期・通期(連結)予想>
◇売上高      825,000(△5.9)
◇営業利益      40,000(91.3)
◇経常利益      37,000(67.4)
◇当期純利益     10,000(185.7)
◇1株当たり純利益   7.00円