2000年10月11日 |
武田薬品、米国ビタミン集団訴訟問題で和解 |
メーカー6社共同、総額2,730万ドル支払い |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:BASF、エーザイ、武田薬品工業 |
武田薬品工業は11日、米国でビタミンバルクを販売しているタケダ・フード・ビタミン米国社が、米国内間接購入者と争っていた価格カルテルをめぐる集団訴訟問題で、他のビタミンメーカー5社とともに和解が成立したと発表した。和解契約は次の3点からなっており、和解金として合計約2,310万ドルと弁護士報酬約420万ドル、合わせて約2,730万ドルを限度に支払うという。 和解契約の主な内容は次の通り。 (1)23州における間接的購入者のクラスアクション(集団訴訟)の請求及び州司法長官の請求についての和解契約。 (2)カリフォルニア州における間接的購入者のクラスアクションの請求及び州司法長官の請求についての和解契約。 (3)全米約47州及びコロンビア特別区・プエルトリコにおける州政府自身による直接的・間接的購入に関する請求についての和解契約。 なお、他の5社はロッシュ、BASF、アベンティス、第一製薬、エーザイの各社となっている。 |