2015年08月05日
帝人、松山に技術開発センター開設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は5日、高機能素材のソリューション開発拠点として、松山事業所(愛媛県松山市)内に「技術開発センター」を開設し、同日から本格稼働を開始したと発表した。広さは約7700平方メートル(1階建て)。新製品の試作・評価設備や展示室、などを備える。

これまで大阪研究センター(大阪府茨木市)が担ってきた高機能繊維素材開発機能、今年4月に技術開発部門内に新設された「加工・ソリューションセンター」が担う全社横断的なソリューション機能およびエンジニアリング機能の融合の場として設立するもので、帝人グループの研究開発の中核拠点となる。

当面、発展戦略に掲げる「高機能複合材料による顧客価値の実現」及び「モニタリング・サービスの横展開」に向けて注力していく方針。すでにスマートウエアラブルの実用化や、高機能素材とITの融合による高靱性軽量構造材の建築分野への展開などを重点テーマとして開発に着手している。