2015年08月06日
特許庁、外国特許情報サービス「フォピサー」開始
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

特許庁は6日、外国特許情報の照会サービス(FOPISER=フォピサー)を8月7日から開始すると発表した。これにより、これまでJ-PlatPat(欧州、アメリカ、中国、韓国、イギリス、ドイツ、フランス、スイス、カナダ)では照会できなかった国の特許情報を無料で検索し、日本語で照会することが可能になる。

今回の「FOPISER」の特徴は次の5点。
(1)ロシア、台湾、オーストラリアの特許・実用新案文献、ロシア・台湾の意匠文献を蓄積し、日本語による使いやすいユーザーインターフェイスで文献番号を指定して、これらの文献を照会することができる。
(2)ロシア、台湾、オーストラリアの特許・実用新案文献については、分類情報、キーワード(英語)などを用いて簡易検索することも可能。
(3)機械翻訳により、日本語でこれらの文献を照会することができる
(4)このシステムはクラウド上に構築することで、インターネットを介して容易に利用できる。
(5)文献を掲載した諸外国の知財制度等の関連情報へ容易にアクセスできるようにリンク集を掲載。

特許庁では今後、照会可能な外国特許情報について、順次拡大し、フィリピン、シンガポールなどを追加していく方針である。