2015年08月06日 |
農水省、気候変動適応計画を決定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:農林水産省 |
農林水産省は6日、気候変動による農林水産分野への影響に関する施策を強力に推進するため「農林水産省気候変動適応計画」を策定したと発表した。 同省は昨年4月に、省内に農林水産省気候変動適応計画推進本部を設置し、農林水産分野における気候変動適応計画の検討を進めていた。本日開催された同推進本部で「農林水産省気候変動適応計画」を決定した。 地球温暖化は確実に進んでおり、今世紀末までの約100年間で気温は約4・8℃、海面水位は82センチ上昇するとの予測があり、すでにわが国でも米や果樹の品質低下、害虫の北上、豪雨の発生頻度の増加が見られており、今後も同様な被害や極端な気象現象が増加すると予想されている。 同省は今回、高温耐性の付与を基本とした米の品種開発や標高の高い地帯での果樹園の整備など、特に影響が大きいとされる品目への重点的な対応、山地災害発生の危険が高い地区のより的確な把握等の災害対策の推進、将来影響の知見が少ない人工林や海洋生態系等に関する予測研究の推進など、総合的な気候変動適応計画を策定した。 ニュースリリース http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kankyo/pdf/150806-01.pdf |