2015年08月07日 |
農水省「微細藻類のバイオマス利用シンポ」開催 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:農林水産省 |
農林水産省は、中央大学研究開発機構との共催で、「微細藻類バイオマス利用シンポジウム」を9月3日10時から東京都文京区の中央大学後楽園キャンパスで開催する。参加費は無料。定員は200人(要事前登録)。 同省はバイオマス活用推進基本計画に基づき、2012年から「微細藻類からバイオ燃料を製造する技術開発プロジェクト」を委託研究してきた。シンポジウムではこの委託研究で得られた研究成果を広く発信する。また独自に微細藻類の産業利用研究を実施している企業が特別講演する。 ■委託プロジェクト研究成果報告 「微細藻類バイオ燃料の製造技術開発・デンソーの取り組み」(デンソー) 「寒天培地上での生育速度を指標とした油脂蓄積微細藻類株の選抜」(京都大学) 「Pseudochoricytis ellipsoideaにおけるYAG生合成系と油滴形成」(お茶の水女子大学) 「Pseudococcomyxa属の育種」(中央大学) 「大孔径中空糸膜を用いたPseudochoricytis ellipsoideaの高濃縮・高Flux回収技術の開発」(同) 「マイクロ波照射による選択的加熱を利用した藻類からの油分抽出技術の開発」(マイクロ波化学) 「藻類油からの水素化バイオ燃料製造」(出光興産) 「微細藻類残渣の有効利用・採卵鶏用飼料への用途展開」(中部飼料) 「油脂生産微細藻類の水産飼料原料としての可能性」(北里大学) ■特別講演 「微細藻類ユーグレナを活用した燃料製造に向けた技術開発について」(ユーグレナ) 「高速増殖型ポツリオコッカスを使った有価物回収技術の開発」(IHI) 「海洋微細藻類によるグリーンオイル生産技術開発の現状と展望」(電源開発) <用語の解説> Pseudochoricytis ellipsoideaとは :温泉地から単離した緑色単細胞植物。光合成によりCO2を吸収して増殖する。軽油相当のオイル分を含んでいるため、石油・石炭の代替資源として期待されている。 参加申し込み・問い合わせ先は、中央大学研究支援室(TEL:03-3817-7423) |