2015年08月07日
特許庁、途上国研修「知財普及啓発コース」初開催
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

特許庁はこのほど、途上国の知財庁職員らを対象にした研修制度として、初の「知財普及啓発コース」を実施し、7カ国14人の研修生を招いて実習を行った。

同庁では、知的財産権の保護強化の観点から、途上国の知財制度に携わる人材の育成を支援してきた。毎年アジア太平洋、ラテンアメリカ、アフリカ地域などの途上国・新興国から研修生を招き、日本で研修を実施している。

今回の「普及啓発コース」はそうした人材育成プログラムの一環。インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、インド、ミャンマーの7カ国から中堅・若手の研修者14人を招き7月28日から4日間にわたって研修を行なった。

研修生は、知財システムが重要な役割を占める東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)プロジェクトや、先端技術の開発・普及と知財の必要性などについて学習した。また、各国の知財普及の現状や課題・取り組みについて意見交換した。