2015年08月19日
積水化学、ソーラー住宅とPHEV連系を実現
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学住宅カンパニー(関口俊一プレジデント)は19日、住宅の「V to Heim シリーズ」で、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)との連系対応を8月27日から開始すると発表した。住宅とPHEVとの電力系統の連系を実現したのは同社が初めて。

同社はこれまで、「スマートハイム」に大容量太陽光発電システムや定置型リチウムイオン蓄電池の搭載、エネルギー収支ゼロを実現する「スマートパワーステーション」の開発など、商品ラインアップの充実を図ってきた。昨年からは電気自動車(EV)と系統連系して住宅と車の間で電気のやりとりができる「V to Heim シリーズ」を展開してきた。

今回、さらにPHEVとの連系を可能にしたことで、長期的な雨天などにより太陽光発電の機能が停止した場合でも、同発電機器と蓄電池付きEVのエンジンを組み合わせ、生活に必要な電力を最大10日分確保できるようにした。
同社では「エネルギー自給自足住宅」実現がさらに一歩進んだとしており、今後さらなるスマートハウス市場拡大をめざす。