2000年10月10日 |
JRCCが消費者団体と対話集会を開催 |
「リスクコミュニケーションとPRTR」で意見交換 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:旭化成、三井化学、三菱化学 |
日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC)は7日、全国消費者団体連絡会(消団連)との間で「リスクコミュニケーションとPRTR」をテーマに対話集会を開いた。JRCCが化学物質の安全性問題に関して消費者団体との間で対話集会を持つのは今回が4回目。 当日の集会には、JRCC側から三井化学、三菱化学、旭化成工業など化学企業の環境・安全部門の幹部14人が出席、一方の消団連サイドからは消団連事務局のほか東京都地域消費者団体連絡会やコープかながわ等関係団体のリーダ14人が参加して、有田芳子・消団連事務局次長の司会で午後1時30分から4時までの2時間30分にわたって活発に意見を交わした。 消費者団体側からは、“これまで安全だと言われてきたものが突然問題物質の一つに挙げられたり、あるいはその逆のケースが出てきたりして消費者は何を基準に判断してよいか分からず困っている”といった声や、“PRTRの対象物質は安全性に問題があるからリストアップされているのだと話もあるが、本当なのか”といった意外な質問もあったりして、JRCC側は応答に汗だくであった。 しかし質疑応答が繰り返されていくにしたがい、多くの消費者代表から“よく分かった。疑問が解消できた”という声が出始め、そして“今後もこのような具体的な話が聞ける対話集会をできるだけ多く開くようにしてほしい”といった発言が相次いだところで閉会となった。 |