2015年08月24日 |
経産省「メコン産業開発ビジョン」策定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省は24日、マレーシアで開催された日メコン経済大臣会合で、2016年~2020年の5年間のメコン地域の産業発展の道筋とそれを実現化するための政策の方向性を提言した「メコン産業開発ビジョン」が採択されたと発表した。同ビジョンの実行により、メコン地域で今後5年間で約200億ドル、同地域のGDPの2%相当の押し上げが見込。まれるとしている。 「メコン産業開発ビジョン」は、メコン地域が生産・輸出拠点としてだけでなく、消費市場としても伸びてきている点や、タイに進出した日系企業を中心に「タイ+1」の動きが表面化し、カンボジア、ラオス、ミャンマーとともに工業化の新しい時代を迎えようとしている点などに着目して策定した。 その実現のために克服すべき課題と政策の方向性について以下のとおり示した。 (1)近隣国とのパートナーリング :貿易構造、海外直接投資、ビジネス間連携の強化 (2)高度な産業構造への足がかりの構築 :R&D、中小企業競争力の強化 (3)地域のバリューチェーンを支えるインフラ・リソースの強化 :域内連結性、エネルギー・環境対応、人材開発の強化 これらの施策については今後、JICA、JETRO、日本アセアンセンター、ADB、ERIAなどの関係機関と連携し、具体的な「ワーク・プログラム」として集約する。 ニュースリリース http://www.meti.go.jp/press/2015/08/20150824003/20150824003-1.pdf |