完成したLUSR新工場

宇部興産は25日、マレーシアの合成ゴム（BR）合弁会社「Lotte Ube Synthetic Rubber Sdn」（ロッテ ウベ シィンセティックラバー、LUSR）の工場が同国ジョホール州の工業団地に完成し24日開所式を行なったと発表した。
カリイド・ノルディン・ジョホール州首相をはじめ地元要人や企業関係者約500人が出席し、新工場の門出を祝った。

完成したBR（ポリブタジエン）工場は年産5万トン能力。総工費約100億円をかけて宇部興産技術で完成した。ロッテは原料ブタジエンを供給し、製品販売は宇部興産が受け持つ。宇部興産にとっては日本（12.6万トン）、タイ（7.2万トン）、中国（7.2万トン）に次ぐ第4の生産拠点で、合計能力は国際規模級の年産72万トンとなった。

アジア地域ではタイヤ用をはじめ耐衝撃性ポリスチレン、靴底用などに需要が伸びている。このためLUSRでは今後の動向を見ながらさらに2.2万トン/年の能力増強を計画している。

＜Lotte Ube Synthetic Rubber Sdn. Bhd. 概要＞
◇所在地　マレーシア ジョホール州 タンジュンランサット工業団地
◇設立　　2013年3月
◇資本金　60百万ドル
◇出資比率　ロッテケミカル 40％、ロッテケミカルタイタン 10％、宇部興産 40％、三菱商事 10％
◇代表者　　取締役社長 Huh Kwang Sik（ハ クァン シク）
◇従業員数　70名


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1440476573.pdf

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