2000年10月10日 |
9月のエチレン生産、60万7,900トンに |
前月比は8.7%減、前年同月比は1.9%減 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:昭和電工、東燃化学 |
通産省基礎産業局が10日にエチレンセンター11社の速報を集計したところによると、9月のエチレン生産量は60万7,900トンとなった。対前月比は8.7%減、対前年同月比は1.9%減である。9月の平均操業率は97.5%である。 前月を8.7%下回ったのは、全体の操業日数が1日(3.2%)少なかったのと、定修・運休規模が大きかったため。一方、前年同月に対してもわずかとは言えマイナス成長となったのは、昭和電工・大分の第1号機が同工場全体の生産体制の再構築のため操業を8月25日をもって停止されたことによると見られている。定修・運休設備の規模は逆に前年同月を上回った。 定修による9月の運休プラントは、東燃化学・川崎の年産46万3,000トン(定修スキップ年は50万4,000トン)設備と、出光石油化学・徳山の同45万トン(同49万8,000トン)装置の2プラント。ちなみに、前月の定修・運休設備は1プラントだけ。前年同月の運休装置は3プラントであった。 こうした結果、今年1~9月の総生産量は569万3,900トンとなった。前年同期比は100.5%でわずかながらプラス成長となっている。 |