2015年08月31日
昭和電工、親水性化合物分析用カラム 2製品発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は31日、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)用の分離・分析カラム「Shodex」事業で新たに優れた特長を有する2製品を開発したと発表した。9月2-4日に幕張メッセで開催される「JASIS2015」に出展する。

■リン酸化糖分析が可能なカラム「HILICpak VT-50」

昨年12月に上市した、親水性化合物の高感度分析が可能なHILIC用カラム「HILICpak VG-50」に続く第2弾。再現性に優れたポリビニルアルコールを充填剤に使用。リン酸基が付いた糖類化合物(リン酸化糖)や有機酸、各種薬物などのアニオン性試料の高感度分析を可能にした。生体内の代謝物測定に適している。医薬品や機能性食品等の開発用途を中心に市場展開する。

■MALS対応水系SECカラム「OHpak LB-800」シリーズ

水系SEC用カラム「OHpak」シリーズの中でも検出感度の高いMALSに対応したカラム。ノイズレベルを最小限に抑え、従来検出が困難だった低分子試料の検出を可能にした。これにより医薬品添加物や、タンパク質と多糖類が結合した結合型ワクチン等の分析が容易になる。9月中旬から発売予定。