2015年09月03日 |
経産省、16年度技術戦略と新規プロジェクト |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省は2016年度の概算要求とともに「経済産業政策の重点」をまとめた。この中で「アベノミクスをより確かなものにする」ことをめざして(1)イノベーションによる成長実現(2)経済社会の持続性を高める(3)世界と一体的に成長する(4)福島・被災地の復興を加速(5)安定的なエネルギー環境基盤雄確立する、の5つを政策の柱に据えた。 「イノベーションによる成長実現」では、わが国の産業競争力向上のための技術戦略として、従来からの継続プロジェクトに加えて以下の5つの新規プロジェクトを立ち上げることにし概算要求に予算を盛り込んだ。 ■超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト(19.5億円) ・従来技術の延長線上にない機能を有する超先端材料の創製とその開発スピードの劇的な短縮をめざし、革新的な基盤技術を確立する。 ■遺伝子組換え植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発(21.5億円) ■革新型蓄電池実用化促進基盤技術開発(32.0億円) ・産学の緊密な連携の下、わが国の強みである先端的な蓄電池解析手法等をさらに高度化し、現行のリチウムイオン電池の性能限界を大幅に上回り、ガソリン車と同等の航続距離を電気自動車(EV)で可能にする革新型蓄電池(500Wh/Kg)を2030年に車載・実用化するための基盤技術を開発する。 ■高輝度・高効率次世代レーザー技術開発(23.0億円) ■高温超電導実用化促進技術開発(17.0億円) |