2015年09月04日 |
製薬協、厚労省の「医薬品産業強化戦略」評価 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本製薬工業協会 |
日本製薬工業協会は4日、厚生労働省が「医薬品産業強化総合戦略」を策定したのを受けて、多田正世会長声明を発表した。 声明では、「6月末に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2015で、基礎的な医薬品の安定供給、創薬イノベーションの推進、製薬産業の国際競争力強化が盛り込まれたが、今回の戦略はそれを具体化し、革新的な医薬品の創出を後押しするものとして評価したい」と、高い評価を示した。 また、「戦略には、グローバルに展開できる革新的新薬創出への強い期待が込められているが、その期待に応えられるように最善を尽くしたい」とコメントした。さらに、戦略に位置付けられている国際薬事規制調和戦略については、「製薬協においては、APAC(アジア製薬団体連携会議)を通じた取り組みを進めており、国際薬事規制調和戦略の各種施策の実施・実現に向け業界としても、行政当局と連携を密にしながら協力・支援を行う」ことを表明した。 また、戦略では日本の新薬メーカーのM$A等による事業規模拡大の必要性に言及しているが、「この点については企業経営者自らが主体的かつ総合的に判断していくべきものと考えている」と注文を付けた。 |