2015年09月15日 | |
宇部興産、LiB用セパレーター設備大幅増強 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:宇部興産 |
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宇部興産は15日、車載用リチウムイオン電池の需要増大に対処するため生産能力を大幅拡大すると発表した。宇部ケミカル工場(山口県)で設備更新による増強を行い、堺工場(大阪府)では新設備を建設する。両工場合わせた生産能力は、現行比40%増の2億m2となる。5年後をめどに車載用セパレーターとして世界シェアの30%獲得を目指す。 同社は1994年に宇部ケミカル工場でセパレーターの生産を開始するなど、多くの実績を持つ。2013年には堺工場でも生産を開始し、2拠点体制で事業展開してきた。需要開拓も順調に進んできたが、今後はハイブリッド自動車(HV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)の普及に伴い、車載用途での大幅な増大が予想される。 このため第1ステップとして2016年7月完工をめどに宇部ケミカル工場で設備更新と増強を行い、第2ステップとして2017年6月をめどに堺工場に新設備建設による能力拡大を図ることにした。さらに順次段階的に引き上げ2020年頃までには現行比倍増の3億m2規模に拡大し、車載用セパレーターで世界シェアの30%獲得を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1442285473.pdf |