2015年09月17日
旭化成のゾール社、イスラエル医療機器会社買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成

旭化成は17日、グループ会社のZOLLメディカル(本社:米国マサチュ-セッツ州)がイスラエルの医療機器メーカーであるkyma(キーマ)Medical Tecnologies社(本社:イスラエル・テルアビブ市)を約35百万米ドルで買収する契約を16日(現地時間)に締結したと発表した。

Kyma社は高周波を用いて肺水分量の変化を検知・モニタリングできる技術を独自開発している。肺水分量の変化 は心原性肺水腫の1つの兆候を示すことがある。これまで心原性肺水腫の検知には、患者の体重変化や身体の動きなど間接的な観測に頼っていた。

これに対して Kyma社が開発した製品は、肺水分量を直接測定することで信頼性の高い心疾患の早期検知を可能にした。特にうっ血性心不全の初期兆候に対する優れたモニタリング製品を持っており、旭化成では従来の間接測定法に代わる競争力の高い製品として期待している。

【Kyma Medical Technologies, Ltd.,の概要】
◇設 立:2008 年
◇所在地:イスラエル・テルアビブ市
◇社長兼CEO:Murali Srivathsa
◇事業内容:心疾患関連の患者モニタリング技術の開発


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1442466379.pdf