2015年09月24日
ワイルコーネル医大とアジレント、ALS共同研究
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:アジレント・テクノロジーズ

日本法人のアジレント・テクノロジー社は24日、米国アジレント・テクノロジーズ・インク(本社:カリフォルニア州サンタクララ)が、ルー・ゲーリック病としても知られる筋萎縮性側索硬化症(ALS)の研究を推進するため、ワイルコーネル医科大学(ニューヨーク州ニューヨーク)薬理学部の教授陣の一人、スティーブン・グロス博士と共同研究を行うと発表した。

アジレントは最新の質量分析技術を提供して博士の研究をサポートし、この病気で最もよく見られる病型の進行解明に取り組む。

グロス博士は、ワイルコーネル医科大学の薬理学准教授。質量分析をベースにしたメタボロミクス研究では世界的なエキスパートとして知られる。同博士は「アジレントとの科学的共同研究を将来にわたって続けることにより、臨床研究が十分でなく、解明が進んでいない病気にもマルチオミクス手法を応用できるものと期待している」と語った。