2015年09月24日
8月の可塑剤出荷 全品目前年比増
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会が発表した8月の生産・出荷実績によると、出荷はフタル酸系、アジピン酸系とも全グレードが前年同期比プラスとなった。主力製品のDOPとDINPはともに今年2月から8カ月連続の増加となった。長かった低迷から
ようやく回復したかに見えるが、業界では「確かに数字の上ではプラスだが、絶対量からいえばそれほど大きくはない。去年が低すぎたという印象の方がつよい」と、なお手放しでは喜んでいないようだ。

【8月の可塑剤需給実績】(単位:トン)カッコ内は前年同月比%
<生産>
(フタル酸系)
◇合計    14,470 (82.4)
・DOP     9,661(88.8)
・DBP       75(91.5)
・DIDP      0(ー)
・DINP    4,514(105.2)
・その他    220(17.9)
(アジピン酸系)
◇生産計   1,064 (100.1)

<出荷>
(フタル酸系)
◇合計    14,534 (107)
・DOP      8,613(104)
・DBP       113(157)
・DIDP      212(103)
・DINP     4,930(113)
・その他     666(101)
(アジピン酸系)
◇出荷計   1,113 (102)