2015年09月28日 |
旭化成、LIB用セパレータ生産能力 大幅拡大 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成イーマテリアルズ |
先に米国Polypore社(ポリポア社=本社:米国ノースカロライナ州)の買収手続きを終えた旭化成は28日、同社グループのリチウムイオン二次電池(LIB)用セパレータ「ハイポア」(商品名)にポリポア社の「CELGARD」が加わり製品ラインアップが拡充したと発表した。 「ハイポア」は滋賀県守山市と宮崎県日向市、「CELGARD」は米国と韓国に生産拠点を有している。 旭化成イーマテリアルズ(本社:東京都千代田区、高山茂樹社長)は、拡大する需要に対応するため、現在日向市に「ハイポア」の設備増強を進めている。同社はほかに現有設備の生産性向上も進めている。 この結果「ハイポア」生産能力は、現有年産2億5,500万m2から3億5,000万m2に拡大する。 日向市には工費約50億円をかけて「ハイポア」第5系列を新設中だ。設備能力は6,000万m2/年で、2016年春運転開始の予定。米社の買収と日向での増強で旭化成グループのLIB用セパレータ生産能力は湿式年産3億5000万m2、乾式で同2億m2となり、世界トップシェアのポジションをさらに固めることになる。 ■LIB用セパレーター生産能力 <湿式>「ハイポア」 ◇現状:2億5500万m2/年 ・日向市での設備増強分 :6000万m2/年 ・既存設備の生産性向上および「CELGARD」分:3500万m2/年 ◇合計:3億5000万m2/年 <乾式>「CELGARD」および「ハイポア」 ◇現状:2億m2 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1443414708.pdf |