2015年09月29日
特許庁、ASEANとの特許協力拡大 ブルネイとPCT
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

特許庁は29日、東南アジア諸国連合(ASEAN)との特許審査協力を拡大し、10月1日以降にブルネイ知的財産庁が受理した国際出願(PCT国際出願)に対して、日本特許庁が国際調査等を実施できるようにしたと発表した。これにより、ASEANにおけるPCT加盟国8カ国(フィリピン、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、ラオス)のうちラオスを除く7カ国との間で同協力を実施することになった。

特許庁は引き続き、アジア新興国に対する人材育成支援などとともに、PCT国際出願に対し国際調査報告・国際予備審査報告を作成・提供する国(管轄国)の拡大を図っていく方針。これにより、知的財産権があらゆる国で適切に取得、保護される環境を整備していくとしている。