2015年10月06日
三菱樹脂、米国ポリエスフィルム9万トンに拡大
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱樹脂
増設する米国子会社全景

三菱樹脂は6日、米国でポリエステルフィルム「HOSTAPHAN(ホスタファン)」(商品名)の需要が好調なため、100%子会社Mitsubishi Polyester Film社(本社:米国サウスカロライナ州)の設備増強を決めたと発表した。

総投資額約1億ドルで年産2万5,000トンの新製造ラインを建設する。2017年央完成の予定。
生産能力は現有6万5,000トンと合わせて、年産9万トンに拡大する。

米国では経済の好転を背景に、工業用途や包装材料用途向けポリエステルフィルムの需要が好調で、市場の伸び率は年3%ー7%に達している。今後も安定的な伸びが見込まれるところから、新規設備の建設となった。

三菱樹脂は現在、日本(滋賀県米原市)と米国のほか、中国(蘇州市)、インドネシア(メラク)、ドイツ(ヴィ-スバーデン)と内外に5工場を持ちグローバル展開中。生産能力は5拠点計24万3,000トンと世界最大。今回の増設で能力は26万8,000トンとさらに拡大する。引き続き高性能製品の開発など、世界トップシェアの地位を固めていく方針だ。

【Mitsubishi Polyester Film, Inc.の概要】
(1)社  名:Mitsubishi Polyester Film, Inc.(三菱樹脂100%子会社)
(2)本社・工場:米国サウスカロライナ州 グリア
(3)代 表 者:Bill Radlein (ビル・ラドライン)
(4)設  立:1998年10月
(5)業務内容:ポリエステルフィルムの製造・販売


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1444119122.pdf