2015年10月06日 |
東邦テナックス・三島事業所、ガスタービン転換 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人グループで炭素繊維・複合材料事業を展開する東邦テナックス(本社・東京都千代田区、吉野隆社長)は6日、国内主要製造拠点である三島事業所(静岡県駿東郡長泉町)の自家発電設備を従来の重油を用いた蒸気タービンからガスタービン発電に転換すると発表した。 同社三島事業所は、炭素繊維・複合材料事業として最大の事業所であり、プリカーサ(炭素繊維原料の特殊アクリル繊維)から炭素繊維までを一貫生産し、航空機用途向けなど高機能炭素繊維の供給拠点となっている。その焼成工程で多大な電力を要することから、CO2排出量のより少ないエネルギー源が求められていた。 帝人グループでは、2020年度までにCO2排出削減目標として、2011年度を基準年に国内外で毎年1%以上改善することを掲げている。今回の燃料転換により、年間約5万トンのCO2排出削減が見込まれる。これは帝人グループ全体のCO2排出量の2%以上となる。 |