2000年10月04日
通産省調べ、ソーダ企業なお「赤字」
生産量増えたが販価下落響く
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:セントラル硝子

 通産省がまとめた、1999年度のか性ソーダ製造業32社(ソーダ灰製造のセントラル硝子を除き、塩化物製造および委託生産会社を含む)の収益状況によると、か性ソーダの生産量は444万5,000トン(前年度比1.8%増)と史上最高を記録したにもかかわらず、販売価格の下落から総売上高は2,198億8,500万円で同3%減とマイナスを記録した。経常損益も5億900万円の赤字で、96年度以来4年連続の赤字。ただ赤字額はこれまでに比べ大幅減少しており、「業界各社の構造改善努力が効果をあげているようだ」と、当局ではみている。
 「電解部門」の経常損益が黒字となった企業と赤字企業の比率はほぼ半々。前回までと傾向は変わらないが、前年度まで赤字で今回黒字に転じた企業が2社あったという。
 一方、32社全体でみると、売上高7兆438億2,900万円で前年度比102.6%、経常利益は3,190億9,800万円、売上高利益率4.5%と前年の3.3%から大幅改善している。

http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/finance/2000soda>か性ソーダ製造業32社の電解部門の収益推移(表)
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