2015年10月08日
クラレ、硬化性・柔軟性両立の新エラストマー開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレ

クラレは8日、独自の高分子技術により新規光硬化性エラストマーを開発したと発表した。エラストマー部と光硬化性部の分子量や配列を自在にコントロールし、従来品にはない優れた硬化性と柔軟性の両立を実現した。

■「新規光硬化性エラストマー」の特長
(1)エラストマー部分の長さの調整が容易で、柔軟性と強度の制御が自在にできる。
(2)各種モノマーとの配合の自由度が高く、様々な性能を発現できる。
(3)一般的な光硬化性樹脂に比べて硬化時間が短く、硬化後にも柔軟性を保つ。粘着性を発現できる。
(4)硬化時に収縮しにくく、寸法安定性が良好。
(5)アクリル系由来の「透明性」「耐候性」「接着性」などの特長を併せ持つ。

用途として粘着・コーティング領域でディスプレイ、電子部品、光学用レンズ、自動車用レンズ・反射板、建材など、成形材料領域では3Dプリンター、ナノインプリントなど、それぞれの領域で幅広い用途が想定できるとしている。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1444270942.pdf