2015年10月08日
カネカ、菊花ポリフェノールが尿酸値抑制に効果
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは8日、日本橋循環器科クリニックの岩間義孝院長と共同で、菊花ポリフェノールを含有する菊花抽出物が、食事による尿酸値上昇を抑えるという研究成果が国際的学術雑誌「NUTRAfoods」に掲載されたと発表した。

今回の研究では、尿酸値が高め(5・5mg/dl以上8・0㎎/dl以下)の成人男性を対象に、プリン体を多く含む食事と同時に、菊花ポリフェノールを含む食品と含まない食品(プラセボ食)の摂取により比較した。

その結果、試験開始前に尿酸値が高めの成人男性7人において、菊花ポリフェノール食を摂取した場合、プラセボ食を摂取した場合に比べて血中尿酸値の上昇が明らかに抑制されることが示された。

このことから、尿酸値が高めの成人男性に対して菊花ポリフェノールは、食事による尿酸値上昇を有意に抑制することが明らかとなった。日本国内で今年度からはじまった「機能性表示食品制度」へも届け出られる状況が整ったと同社ではみている。