2000年10月04日 |
中央化学、相次ぎ新製品を上市へ |
耐熱・透明のPETトレーなど3品種 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:中央化学 |
プラスチック製食品容器メーカー大手の中央化学は新たに3種類の高機能型プラスチック製食品容器を開発し、市場開拓に乗り出した。 同社が新規に戦列に加えるのは、(1)易焼却処理型のタルク混入PP容器(商品名・タルコン)(2)耐熱性と耐油性を合わせ持つ透明PETトレー(同・未定)(3)中発泡倍率の軽量PS容器(同・未定)--の3種類。 「タルコン」は、タルクの混入率が55%と高いため焼却処理の際のダイオキシン類の生成やCO2の発生が抑制され、また、焼却時に発生する熱エネルギーも紙製品並みに低い点が大きな特徴。同社はこれまでタルクの混入率が45%の製品(商品名・CT)を手がけてきたが、さらにハイ・コンテンドタイプを求める声が需要家の間に増えてきたため技術開発に取り組んでいたもの。 一方の耐熱A-PETトレーは、既存のPETトレーを30~40度C上回る優れた耐熱性を有している点が最大のセールスポイント。加えて透明度が高く、また、耐油性が他のプラスチック素材を大きく凌いでいる点も特徴に挙げられるという。 もう一つの新製品の軽量発泡PSトレーは、発泡倍率を3倍に引き上げたもの。これまで手がけてきた品種は約2倍なので大幅に軽量化され、しかも強度も十分という。 |