2015年10月09日
クラレ、防災用テント「危機管理展」に初出展
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレ

軽くて丈夫な防災用テント「ジオダイナ」(商品名)を開発したクラレは、10月14日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展2015」に初出展し、製品の性能や扱いやすさをPRする。

同社はこのほど高強力ポリアリレート繊維「ベクトラン」を使用した防災用テント「ジオダイナ」を開発した。
素材の特長を生かし、耐久性と軽量性の両立を実現したほか、シートとフレームが一体構造のため運搬から設営まで大人4人で作業ができる。時間もわずか30秒で立ち上げられると簡単。また、電源確保の必要がないので、緊急時の備えに最適。付属の水のうを使用することで、アスファルト上などでも設置可能、などの特長を持つ。

同製品は、大規模地震の発生に備える静岡県のニーズの応え、同県内の防災拠点に設置する目的で無電源の防災用テントとして、官庁納入実績の豊富なハイランドテクノ社と共同開発した。
このところ、防災用としてニーズが高まり、自治体を中心に納入が進んでいる。今後は企業の工場向けなどに販売拡大を目指す。