2015年10月14日
日本触媒、糖鎖工学研究所に出資 ペプチド医薬参入
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本触媒

日本触媒は14日、糖鎖工学研究所(本社:京都市下京区、朝井洋明社長)と共同で「糖鎖修飾ソマトスタチンアナログ」(G-SRIF)を開発していくことで合意し、糖鎖工学研究所が実施する第三者割当増資を引き受けることを決めたと発表した。

糖鎖工学研究所が新たに発行する普通株式40万株(増資後の株式総数の9.59%)を取得する。

日本触媒は健康・医療事業を新たな成長事業分野と位置づけ、積極展開していく方針。今回の共同研究実施により日本触媒は治験用G-SRIFを生産するペプチド合成研究施設を新設するほか、スケールアップ製造プロセスを共同で開発する。さらに第1相臨床試験を共同で実施し、2016年4月には治験申請を行う予定だ。

糖鎖工学研究所は2012年4月の設立。資本金(増資前)483百万円、従業員21名のバイオ研究型ベンチャー。とくにヒト型糖鎖製造、糖鎖改変および糖鎖修飾に関して独自のプラットホーム技術を有する。
両社は、互いのリソースを相互活用することで、ペプチド医薬ビジネス加速が見込めると判断した。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1444811709.pdf