2015年10月16日 |
生物研、スギ花粉ペプチド含有イネの栽培終了 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:農林水産省 |
業生物資源研究所(生物研)は、平成27年度遺伝子組換えイネ(スギ花粉ペプチド含有イネ)の栽培をつくば市観音台の農業・食品産業技術組合研究機構(農研機構)作物研究所高機能隔離ほ場で実施していたが、このほど終了し、種子等の拡散防止措置、花粉飛散による交雑調査や収穫以降の処理などについて報告した。 それによると、収穫以降の処理については、収穫(稲刈り)後にすぐに脱穀し、高機能隔離ほ場内の自然乾燥舎内で乾燥機による乾燥を実施しした。スギ花粉ペプチド含有イネ(粗籾)の収穫量は124・3㎏であった。現在、密閉容器に入れ、他の種子と区別して冷蔵庫で保管中である。 また、交雑調査結果は、収穫した種子1万2543粒を調査した結果、キセニア現象を生じていたものは0粒で、交雑は認められなかった。 |