2015年10月16日 |
BS、小平の生産拠点再構築、大規模集約へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ブリヂストン |
ブリヂストン(BS)は16日、東京都小平市にある開発・生産拠点を再構築すると発表した。約450億円を投じて研究開発施設を拡充し、将来に向けた研究開発体制を強化する。 同社は、中計で「技術・ビジネスモデルイノベーション促進」をかかげ、商品単体の開発にとどまらない新たな価値を生み出すビジネスモデル構築を目指してきた。小平には人材や技術の交流を促すインターフェース機能を充実させた施設を新設する。投資額は約300億円で、2017年着工の予定。 同敷地内にある東京工場は、乗用車用(PSR)及び小型トラック用ラジアルタイヤ(LTR)の生産を他の国内工場へ移管・集約化し、国内生産の競争力強化を図る。航空機用ラジアルタイヤ(APR)の生産は継続し、安定供給の役割を引き続き担っていく方針だ。 小平にはリサーチセンターを設置し、バイオ・原材料開発を含むすべての研究室・実験室を集約化する。また先端生産技術センター、市場再現・体験センター、デザインセンターを開設する。 国内生産するタイヤの競争力を強化するため、東京工場のPSR・LTRの生産を2016年6月までに他の工場に移管し、生産工場を集約化する。彦根工場は、IT化や自動化を含めた生産ラインの再設計を行うことで生産効率改善を図る。投資額は約150億円で、2016年から開始し2020年までに完了させる。 |