2015年10月19日
「石油化学ガイドブック」改訂版できる
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

石油化学工業協会発行の「石油化学ガイドブック」改訂新版ができ上がり、一部配布がはじまった。
2002年の初版から改訂を重ねて第5版目。今回から表紙のデザインが変わり、全体にぐっと明るく親しみやすくなった。

まずとびら裏に見開きでモダンな住宅とダイニングルームの絵が出てくる。エアコン、冷蔵庫、カーテン、食品包装、浴室のバスタブなど身近な商品が石油化学製品で埋め尽くされている。次のページは自動車で、石油化学製品が自動車のハンドル周りからボディ、シート、燃料タンク、タイヤまで20カ所以上で大きな役割を果たしていることがひと目でわかる。そして「最新技術を支えています」とある。

もう一つの特徴は、新たに第6章「循環炭素化学」を加えたこと。いまや石油化学の原料は石油だけではない。技術の進歩に伴いシェールガスやバイオマスなど、石油以外の原料に多角的に広がりをみせている。「循環炭素化学とは、なじみにくい言葉かもしれませんが、地球温暖化対策に貢献し、わが国産業の競争力強化につながることはたしかです」と丁寧に説明している。

石油化学の基礎、製品、原料と技術、歴史、環境・保安問題など、石油化学工業について知りたい人には、何よりも読みやすい手頃や解説書となる。
 
<主な内容>
(1)石油化学製品と私たちのくらし
(2)石油化学製品ができるまで
(3)石油化学工業の歴史と現況
(4)化学工業の歴史
(5)環境問題と保安防災への取組み
(6)新たなコンセプト「循環炭素化学」
及び「資料」編

サイズはB5判 96ページ。
販価:1300円(送料別)

問い合わせ先は石化協総務部・広報担当(TEL:03-3297-2019)