2015年10月19日 |
エーザイ、新規腎細胞がん剤の第2相結果 公表 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:エーザイ |
エーザイは19日、自社創製の新規抗がん剤「レンビマ」(一般名:レンバチニブメシル酸塩)の腎細胞がんを対象にした臨床第2相試験結果が医学誌であるThe Lancet Oncology電子版に掲載されたと発表した。 同試験は、血管内皮細胞増殖因子を標的とする治療後の進行または転移性腎細胞がんの患者を対象にした、レンバチニブ/エベロリムス併用投与、同単剤投与など3群の有効性と安全性を比較した試験。 その結果、併用投与群は、エベロリムス単剤投与群に比べて無増悪生存期間(PHS)を有意に延長した。また、レンバチニブ単剤投与群はエベロリムス単剤投与群と比較して、PFSを延長した。さらに併用投与群及びレンバチニブ単剤投与群は、エベロリムス単剤投与群に比べて、より高い奏効率を示した。 このように、進行または転移性腎細胞がんの二次療法として、全米総合がん情報値ネットワークに診療ガイドラインで推奨されている薬剤の一つであるエベロリムス単剤に対して、レンバチニブ/エベロリムス併用の優位性を示唆した。 |