2015年10月20日
9月のPS国内出荷、再び前年割れに
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は20日、9月のポリスチレン(PS)及びスチレンモノマーの生産・出荷実績を発表した。
PSの生産は、輸出が好調に転じたのに伴い生産意欲が高まり6万3634トン、前年同月比13%増で3カ月連続の前年比プラスとなった。国内出荷は、電機・工業用を除き主力の包装用やフォームスチレン(FS)用、雑貨・産業用が低迷したため5万2618トン、同7%減となり、7月以降低調である。輸出は2720トン、同23%増と好調だったが、出荷合計は5万5338トン、同6%減となった。

1-9月の累計は、生産が50万1208トンで前年同期比1%増、国内出荷が47万3322トンで同1%減、輸出が1万7881トンで同1%減、出荷計が49万1203トンで同1%減と、いずれも横ばいで推移した。

一方、9月のSM生産は、19万6462トンで前年同月比19%増、国内出荷が12万7262トンで同21%増、輸出は6万8718トンで同7%減となり、日本オキシランが事業撤退した5月以降5カ月連続の前年割れである。出荷計は19万5985トンで同9%増となり2カ月連続のプラスとなった。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1445334488.pdf