2015年10月23日
農技研シンポ「畑で分解する農業用フィルム」
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:農林水産省

農業環境技術研究所は11月13日午後1時~4時50分、東京・江東区の産総研臨海副都心センターで「畑で分解する農業用マルチフィルム」と題するシンポジウムを開催する。

生分解性プラスチック製の農業用マルチフィルムは、作物を収穫したあと畑に鋤き込んでおけば土の中の微生物によって自然分解される。使用済みフィルムの回収、処理が不要となる。農業の担い手不足が深刻化する中、畑の管理負担が軽減を図ることができる。

シンポジウムは、農水省の技術研究課題「畑作の省力化に資するバイオプラスチック製農業資材分解酵素の製造技術と利用技術開発」の成果報告となる。生分解性プラスチックの特性や将来性にも触れる。

<プログラム>(敬称略)
◇「植物の上に棲むさまざまな生分解性プラスチック分解酵素生産菌」(産総研・森田友岳)
◇「生分解性プラスチック分解酵素の多様性と、酵素によるフィルム分解特性」(農業環境技研・鈴木健/産総研・福岡徳間)
◇「生分解性プラスチック分解酵素の大量生産化を目指した研究の進捗状況」(農業環境技研・渡部貴志)
◇「ここまで進んだ酵素による生分解性マルチフィルムの分解促進」(農業環境技研・小板橋基夫)

申し込み締め切りは11月10日(正午)

問い合わせ先は農業環境技術研究所事務局(FAX:029-838-8199)