2015年10月30日
田辺三菱子会社、エボラ抗体カナダ政府向け作製へ
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:田辺三菱製薬

田辺三菱製薬は30日、連結子会社のメディカゴ社(本社・カナダ・ケベック市)が、カナダ政府傘下のカナダ公衆衛生庁(PHAC)との間で、エボラ抗体の作製に関する契約を締結したと発表した。

国際社会に大きな脅威となるエボラ出血熱は、有効な治療法、医薬品などがまだ確立されていない。メディカゴ社は今年2月、米国保健福祉省傘下のBARDAと契約締結し、メディカゴ社独自の植物タンパク質抽出、精製を用いたエボラ抗体を開発中だ。

今回、新たにカナダ政府との間でもエボラ抗体を作製し、エボラ出血熱の流行に備えることにした。